膝の内側が痛む原因|鵞足炎や変形性膝関節症の治し方を解説

膝の内側の痛みの主な原因

膝の痛みは多くの人々が何らかの時点で経験するもので、この痛みはさまざまな要因によって引き起こされることがあります。膝は体の主要な関節の一つであり、日常生活のあらゆる動作、立ち上がること、歩くこと、階段を上ることなどに関係しています。

そのため、膝には常に負荷がかかっており、それが痛みの原因となることも少なくありません。

 

特に、膝の内側に痛みを感じる場合、それは特定の活動や姿勢、過度なストレス、怪我、または筋肉のアンバランスに関係することが多いです。

例えば、長時間同じ姿勢でいることや、不適切な運動方法、突然の運動量の増加などが、膝の内側の筋肉や靭帯に過度なストレスを与えることがあります。

 

また、足の形状や歩行の仕方も膝の痛みに影響を与える要因として考えられます。

扁平足やO脚、X脚などの足の形状の異常は、膝に不均等な負荷をかけ、特に膝の内側に痛みをもたらすことがあるのです。

 

このような痛みは、初期段階では軽微であることが多く、多くの人々がそれを軽視しがちです。

しかし、放置しておくと、その痛みは慢性的になり、日常生活に支障をきたす可能性も考えられます。

したがって、膝の内側に痛みを感じた場合は、早めに原因を特定し、適切な対処をすることが重要です。

《鵞足炎(がそくえん)》ひざを曲げると痛みが出る

鵞足炎は、膝関節の内側、特に太ももの内側から膝の内側にかけての筋肉が膝の内側に合流する部位である「鵞足」と呼ばれる部分が炎症を起こす病状を指します。

この炎症は、特定の動作や運動、過度な筋肉の使用、あるいは外傷によって引き起こされることが多いです。

鵞足炎の症状

鵞足炎の最も一般的な症状は、膝を曲げるときに膝の内側で感じる痛みです。

この痛みは、特に階段の昇降や走行中、さらには休息時にも感じることがあります。痛みは徐々に増強することが多く、症状が進行すると膝の周囲の腫れや赤み、熱感を伴うこともあります。

 

その他、持続的な過度なストレスや繰り返しの運動が原因となり、特にランナーやサイクリスト、ダンサーなどのアスリートや運動を頻繁に行う人々に多く見られる疾患となっています。

 

早期に適切な治療を受けることで、痛みの緩和や炎症の改善が期待できます。

放置すると、慢性的な痛みや動きの制限を引き起こす可能性があるため、膝の内側の痛みを感じたら、専門家の意見を求めることが重要です。

鵞足炎の原因

鵞足炎は、膝の内側にある「鵞足」という部位に炎症が生じる病態です。

この鵞足部は、太ももの内側にある3つの筋肉(縫工筋、腸腰筋、大腿骨粗面筋)が合流する部分でダメージが起こりやすい場所と言えます。

鵞足炎が発症する主な原因として以下の点が挙げられます:

 

✅過度な運動やストレス: 特にランニングやジョギングなどの繰り返しの運動をする人に多く見られます。繰り返しの動作によって、鵞足部に過度なストレスがかかり、炎症を引き起こすことがあります。

✅不適切な運動フォーム: 歩行や走行時の不適切なフォームは、膝や鵞足部に不均等な負荷をかけることがあり、これが炎症の原因となることがあります。

✅筋肉のアンバランス: 足や脚の筋肉のバランスが崩れると、膝に異常なストレスがかかり、それが鵞足炎の原因となることがあります。

✅外傷: 直接的な打撃や怪我により、鵞足部が炎症を起こすことがあります。

✅靴の問題: 適切でない靴を着用することで、歩行や運動時に脚や膝に不均等な負荷がかかることがある。

✅足の構造的な問題: 扁平足やO脚、X脚などの足の形状の異常は、鵞足部に過度なストレスをかけることがあり、それが鵞足炎の一因となることがある。

 

これらの原因を認識し、適切な予防策や治療を行うことで、鵞足炎のリスクを減少させることができます。

鵞足炎の治療法

鵞足炎の治療の目的は、炎症と痛みの緩和、そして再発の予防です。

以下は鵞足炎の主な治療法とその特徴をまとめたものです。

 

✅休息: 最も基本的な治療は、痛みを引き起こす活動を一時的に中止し、関節や筋肉に休息を与えることです。過度な運動や活動は避け、症状が改善するまでの休息が必要です。

✅アイシング: 症状が出た直後や活動後には、冷たいアイスパックや冷凍ジェルを使って炎症部位を冷やすことで、炎症と腫れを緩和することができます。

✅圧迫: サポートを提供し、腫れを抑えるために、痛む部位をバンデージやサポートテープで適切に圧迫することが役立ちます。

✅非ステロイド性抗炎症薬: イブプロフェンやナプロキセンなどの薬は、痛みと炎症を緩和するのに効果的です。医師の指示に従って使用することが重要です。

✅物理療法: 物理療法士と一緒に、筋肉のストレッチングや強化エクササイズを行うことで、筋肉のバランスを整え、症状の改善を目指します。

✅インソール: カスタムメイドの靴の中敷きやサポートが、足の構造的な問題を矯正し、痛みの原因となる過度なストレスを減少させるのに役立つ場合があります。

✅リハビリ: 重度の症状や持続的な症状の場合、整形外科医や専門のリハビリセンターへの紹介を考慮することもあります。

✅整体施術: 整体やカイロプラクティックの施術は、骨や筋肉のアラインメントを改善し、症状の緩和を図るのに役立つ場合があります。

 

治療法は個々の症状や原因に応じて異なりますので、適切な治療を受けるためには、医師や専門家との相談が不可欠です。

鵞足炎に効果的なストレッチ

《変形性膝関節症》動きはじめに痛みが出る

変形性膝関節症は、膝関節の軟骨が徐々に摩耗し、膝の骨同士が直接摩擦することで発生する関節の疾患です。

軟骨が正常に機能すると、骨同士の摩擦を防ぎ、スムーズな関節の動きをサポートします。

しかし、この軟骨が減少すると、関節の動きが制限され、痛みや炎症が生じやすくなります。

変形性膝関節症の症状

✅動き始めの痛み: 休息した後、特に朝起きたてや座っていた後に立ち上がる時に、膝に痛みが出ることが多い。

✅活動時の痛み: 長時間歩いたり、階段の昇降時などに痛みが強まることがある。

✅関節のこわばり: 一定の姿勢を保つ時間が長くなると、膝が固く感じられることがある。

✅関節の腫れ: 炎症が起きると、膝が腫れやすくなる。

✅音の発生: 膝を曲げ伸ばしする際に、ゴリゴリとした音やカクカクとした感じが生じることがある。

✅関節の変形: 進行すると、膝の形が変わり、X脚やO脚などの変形が目立つようになる。

✅動きの制限: 高度に進行すると、膝の曲げ伸ばしが難しくなり、日常生活の動作が制限されることがある。

 

変形性膝関節症の進行はゆっくりとしており、症状も徐々に現れるため、初期段階では軽微な痛みや違和感としてしか感じられないことが多いです。

しかし、放置すると日常生活に支障をきたすこともあるので、早期の対処が推奨されます。

変形性膝関節症の原因

変形性膝関節症は、関節軟骨の摩耗や損傷が進行することにより発生します。

関節軟骨は、関節の骨同士の衝撃を緩和し、摩擦を減少させる役割を果たしています。その軟骨が劣化すると、関節の動きがスムーズでなくなり、痛みや炎症が生じるようになります。

変形性膝関節症の主な原因は以下の通りです:

 

✅加齢: 年齢を重ねることで、軟骨の水分や栄養が減少し、その弾力性や耐久性が低下する。

✅過度な運動や関節への負荷: スポーツや仕事などでの過度な関節の使用や、重いものを持ち続けることで関節への負担が増大する。

✅肥満: 体重の増加により、膝にかかる負担が増えることが、軟骨の劣化を早める。

✅怪我や外傷: 以前に膝を怪我したことがある人は、変形性膝関節症になるリスクが高まる。

✅遺伝: 家族に変形性膝関節症の方がいる場合、遺伝的な要因が関与している可能性がある。

✅その他の疾患: リウマチや痛風など、関節を痛める他の疾患がある場合、変形性膝関節症のリスクが上がる。

✅骨の形状や構造: 先天的に関節の形状や骨の構造に問題がある場合、変形性膝関節症になりやすい。

 

これらの原因により、関節軟骨が徐々に摩耗し、膝関節の変形や痛みが生じるようになります。

早期に原因を特定し、適切な治療や生活習慣の改善を行うことで、症状の悪化を防ぐことができます。

変形性膝関節症の治療法

変形性膝関節症の治療は、症状の重度や原因に応じて異なります。

目的は痛みの緩和、関節機能の改善、および病状の進行を遅らせることです。以下は、変形性膝関節症の主な治療法をまとめたものです。

 

✅薬物療法:

非ステロイド性抗炎症薬: 痛みや炎症を抑える効果があります。
鎮痛薬: 痛みを緩和するための薬物。
関節内注射: ステロイドやヒアルロン酸を関節内に注射し、痛みの緩和や関節の機能を向上させる。

✅理学療法:

運動療法: 筋力を向上させ、関節の動きをスムーズにするためのエクササイズ。
電気療法: 痛みを和らげるための電気刺激治療。

✅体重管理:

膝への負担を減少させるため、適切な体重を維持することが推奨されます。

✅装具療法:

膝のサポートや動きを制限するためのニーブレースやテーピング。

✅関節液誘導療法:

関節内の過剰な液体を排出することで、痛みを緩和します。

✅外科的治療:

関節鏡検査: 損傷部位を確認し、必要に応じて治療を行います。
人工関節置換術: 重度の変形性膝関節症で他の治療が効果を示さない場合に適用されます。

✅生活習慣の見直し:

関節への負担を軽減するための生活習慣の改善や、膝を守るための習慣の取り入れ。

✅骨格矯正や整体:

膝の筋肉のバランスを整え、負担を均等に分散することで炎症を抑えやすくする施術。

 

変形性膝関節症の治療は、患者の症状や生活習慣、一般的な健康状態に応じてカスタマイズされることが多いです。

症状や状態に合わせて、最適な治療方法を選択することが重要です。

早期の段階での対応が、長期的な関節の健康や生活の質を維持するための鍵となります。

変形性膝関節症に効果的なストレッチ

鵞足炎・変形性膝関節症に効果的なツボ

✅陽陵泉 (ヨウリョウセン)

位置: 膝の外側、膝のお皿の下端から指4本分上の位置にあるくぼみ。
効果: 膝の痛みを緩和し、筋肉の緊張を和らげる。

✅委中 (イチュウ)

位置: 膝の裏側、膝のくぼみの中央。
効果: 膝の痛みや炎症を緩和し、血行を促進する。

✅足三里 (アシサンリ)

位置: 膝の外側、膝のお皿の下端から指4本分下の位置にある。
効果: 全体的な体の調子を整え、疲れや痛みを和らげる。

ツボの効果的な押しかた

これらのツボへの刺激は、指の腹や親指、または専用のツボ押し器具を用いて、ゆっくりと圧をかけながら気持ちの良い程度でマッサージすることで効果を得られると言われています。

ただし、ツボ押しを始める前に、専門家のアドバイスを受けることを推奨します。

膝の内側に痛みが出やすい方はどんな特徴ですか?

膝の内側に痛みが出やすい人の特徴は以下の通りです。

 

✅O脚: O脚の人は膝の内側に過度の負荷がかかりやすく、変形性膝関節症を発症するリスクが高まります。

✅体重過多: 体重が重いと、膝関節への負担が増加し、特に膝の内側部分に過度なストレスがかかりやすくなります。

✅加齢: 年齢とともに関節軟骨が摩耗しやすくなり、膝の内側に痛みが出やすくなることがあります。

✅女性: 女性ホルモンや骨盤の形状の違いにより、男性よりも膝の症状を発症しやすい傾向があります。

✅特定のスポーツ: サッカーやランニング、スキーなどのスポーツを頻繁に行う人は、膝への衝撃や負荷が増え、内側の痛みを引き起こす可能性があります。

✅過去の怪我: 膝に古傷や手術歴がある人は、再び痛みを感じるリスクが高まります。

✅関節の柔軟性不足: 筋肉や靭帯の柔軟性が低いと、関節への負荷が増加し、膝の内側の痛みの原因となりやすくなります。

✅姿勢の悪さ: 立ち姿勢や歩き方が不自然だと、膝関節に不均等な負担がかかり、内側に痛みが出やすくなります。

 

これらの特徴を持つ人は、膝の内側の痛みに注意し、定期的に関節の状態をチェックし、必要に応じて専門家の意見を求めることが大切です。

当整体院のアプローチ

✅カウンセリング:

一人ひとりに合わせたケア計画書を作成し、改善までの道のりをしっかりサポートします。必ず計画に同意いただいた上で施術を行います。

 

✅検査:

症状の原因が目に見えて分かる検査を行います。姿勢検査、可動域検査、骨のずれを検査することで症状の原因を探ります。

 

✅施術:

当院の施術はソフトで短時間、体への負担が少ないものです。

膝の痛みの場合には足のねじれや股関節のゆがみを調整し、膝周囲の炎症を抑えます。

再発防止にも力を入れており、特に病院や他の治療院で良くならなかった慢性痛に強いと自負しています。

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営業時間:10:00~19:00

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神奈川県秦野市曲松1-1-2 ウィングユーK 4階

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